経済交流 - トピックス

2008年度/新宮市姉妹都市、サンタクルーズ市経済交流ミッション訪問団

滞在期間 :10月13日来新、19日離新

訪問団人数:女性 4名、男性5名

滞在先 市内の家庭にホームステイ

「目的」

日本と世界各国の姉妹都市との間で、文化交流や教育分野での交流などは多く行われてまいりましたが、経済交流の項目については、現在まで先進的な事例というものがなかなかありませんでした。

昨年、新宮市長をはじめとする新宮市姉妹都市公式訪問団が、サンタクルーズ市を訪れた際に、カブリロ・コミュニティ大学とのオンライン授業プロジェクト等が話し合われ、その際に両市間での経済交流の促進についても可能性を探っていくことが議論されました。これを受けて、本年2月サンタクルーズ市で、まず今回の経済交流ミッション訪問団プロジェクトが立ち上がり、新宮市側の基本的なデータや現在の経済状況、その可能性と問題点、総合計画概要などをこちらから英訳して送付、これらを協議の上、人選されたメンバーが後述のプロフィールにある方々です。

両市の姉妹都市親善協会の趣旨に経済の交流促進という項目もあり、これまで、準備の為に、やり取りされた中で、様々なアイデアが出されました。

地域の物産などの交換販売会の開催、インターネット上での交換販売サイト開設、「Visit your second home town」(第二の故郷を訪れよう)キャンペーンなどの市民観光交流、商店街同士の交流、飲食店などの両商店街への出店投資促進、マリーンレジャーやアウトドアスポーツの起業やノウハウの交流、世界遺産と海洋自然遺産指定による経済効果波及の為の施策とその情報交換、SOHO(ITなどを使った個人企業家)育成策の交換等々出された中で、今回はまず経済活性化を担っている様々な分野のエクスパートが新宮市を実際に訪問し、いろいろな市民の方々と出会い、その場に行って、将来両市で何ができるか、何が出来ないかを情報交換していこうという趣旨で、この経済交流ミッション訪問団が実現いたしました。

ちなみに今回の訪問団のメンバー全員は、全て自費で参加しております。

 

SCT in KUMANO

 

(サンタクルーズ市役所)

 

 

サンタクルーズ市データより抜粋

人口構成のうち、家族を持っている所帯は、51%、単身所帯が49%。(主に大学生など)

持ち家所帯者が、47%、賃貸所帯が53

所帯所得額は、(1ドル100円と仮定して)250万円以下が、21%(大学生など)250万から500万までが21%、500万から750万が18%、750万から1000万が13%、1000万以上が27%。

・25歳以上の市民の最終学歴構成は、高卒までが、25%、短大・大卒が57%、大学院以上が18

人種構成は、白人が72%、ヒスパニックが17%、その他が11

職域構成は、自宅起業が5.7%、市内が48.1%、郡内が27.7%、その他シリコンバレーなどが18.5%、職業従事者数合計28,869人

市外からの通勤流入者数14,972人

職業別構成人数は、小売・宿泊・娯楽関連産業が29.6%、教育関連が17.6%、技術・経営関連が17.1%、健康・社会福祉関連産業が14.8%、運輸他関連が6%、建設不動産関連が5.5%、官公庁が2.8%、第一次産業が0.8%。

雇用者数別企業構成は、4人までが53%、10人までが22%、25人までが16%、50人までが6%、50人以上が3

産業動態としては、建設、農機具、車関連産業が衰退、小売・サービス関連産業が躍進、中でもファッション関係の小売業が大きく伸びている。

 

(サンタクルーズ市市議会議場)

 

日本語でちょっとだけサンタクルーズのことが書いてあるサイト

中越地震復興計画策定のためのサンタクルーズ視察報告

htmlのキャッシュ版

Google Cash (1ページと4ページ以降に)

 

PDF版

http://snow.nagaokaut.ac.jp/fukkou_design/RDR_News04.pdf

 

サンタクルーズ在住の日本人の体験記

http://www.geocities.jp/santa_cruz_2005/page029.html


サンタクルーズ市のパノラマ写真

http://www.ci.santa-cruz.ca.us/Panoscomplete/review.html

 

(ダウンタウン商店街) (1989年の地震で壊滅した商店街)


「新宮市、サンタクルーズ市、経済交流フォーラム開催日」

日時 : 10月14日午後6:00開場、ウエルカムドリンク
     
午後6:30開始 ――― 午後900終了

場所 :新宮市福祉センター

参加費:無料

内容 : 下記の経済交流ミッション訪問団の方々が、スライドを交えて、それぞれの体験してきたことを発表致します。

「いかにして地域の経済の自律的な活性化を計るか」
「IT技術と地方での小規模起業育成」
「IT技術を使った地域共同体としての意識の醸成」

「地域の自然資源を生かした、エコツーリズムや体験型ツーリズムの受け皿団体の育成」

Think Local Firstについて(できるだけサンタクルーズ地域内に住み、ビジネスをしているところから優先して買おうという運動でもあり、地域内の独立した経済循環を充足していこうとすることでもあります)」
「癒しのビジネスについて」

「地域経済を担う様々なセクターを活性化させるための総合的なコーディネーターとしての行政の果たすべき役割」 

「企業の戦略的マーケティング」

「地域の音楽祭や舞台芸術を使った地域活性化策」
「安全・安心な食の流通と地産地消による地域経済の循環」
「まちづくり、村おこしを担う多様な人材の育成機関とその実践例」
「市民である政治家と市行政、地域の企業、そしてNPOやボランティア、地域の持続可能な活性化の為のそれぞれの役割と実践例」

 

・・・・・等々様々な事柄について、サンタクルーズ市で実際に行われてきた経験が発表されることと思います。

また、交流の時間も予定してありますので、お気軽にご参加ください。


「サンタクルーズ市経済交流ミッション訪問団参加者」

PEGGY  DOLGENOS (ペギー)49歳)


サンタクルーズ地域で最も古く、最大のインターネット・プロバイダー会社「cruzio.comクルジオ・ドットコム」の経営者および共同創立者

プロフィール

ペギーは、米国東海岸において、人文社会学を収めた後、エール大学にて経営学学位を取得。その後、カリフォルニアに移り、カリフォルニア州立大学サンタクルーズ校でコンピューターサイエンスの学位を取り、当時、勃興期にあったコンピューターネットワークに力を入れました。
1989
年、その当時研究者と軍部のみに使われていたコンピューターネットワークに注目し、誰でもアクセスできるようにと、BBSなどから始めるプロバイダーを現在の夫であるChris Neklason と共同して、自宅のガレージにて「cruzio.com」として創業を開始しました。

その後、インターネットの爆発的発展とともに、1994年ついに二人は他の勤めを退職し、Cruzio.comに専念することを決めました。自宅のガレージから出て、パシフィックアベニューに店舗を構え、1997年には、地域の中心であるダウンタウン商店街に進出しました。

現在「cruzio.com」は、会員が1万件(2千件の企業会員を含む)、年商35千万円を超えました。地方紙による読者投票で、連続1位を獲得している地域のISP(インターネットサービスプロバイダー)となっています。「cruzio.com」の最大の特徴は、大手のプロバイダーと違い、地域に根ざし、地域に特化していることです。27名のスタッフそれぞれが常に、顧客と名前を呼び合うことの出来るフレンドリーな関係を築くことを重要な責任と考えています。又、地域内のNPO等の支援も企業の目的とし、州政府と共同して行った「pajaro development corporation」と呼ばれる、低所得者層が多いワトソンビルにおける地域経済の底上げプロジェクトを担ったことも有名です。その為に結局ワトソンビルにも支店を設けることとなりました。

又、サンタクルーズ地域における個人や、小企業の創業支援も行っており、「cruzio スモールビネスフェアー」では、毎年ペギー自身がいかにインターネットをうまく使って、ビジネスを成功させるかを、最先端の技術を使いながらも初心者にわかりやすく支援しています。

ペギーは、現在「cruzio.com」の社長および共同創立者であるとともに、「tech Magazines」に連載記事の執筆もしています。またKUSPという地方ラジオ局では、「GeekSpeakITオタク話?)」という番組も持っており、又カブリロコミュニティ大学でも教鞭をとっています。

ペギーは、又16歳、13歳、11歳の12女の母親でもあります。

趣味は、旅行、読書、ウオーキングです。台湾に4年いた経験から、中国語を話せます。

ぺギーより新宮の皆様方へ

私は他の国々やコミュニティーを見ることに興味を持っていて、インターネットについての私の専門知識がお役に立つことが出来れば幸せです。

ビジネス・ウェブサイト:

www.cruzio.com


DAN HAIFLEY  (ダン)50

 

海洋教育プログラム団体「 O'Neill Sea Odysseyオニール・シー・オデッセイ」代表

カリフォルニア州立大学サンタクルーズ校で経済学の学位を取得。

 

O’Neill Sea Odysseyオニール・シー・オデッセイ」は、米国でのサーフィン発祥の地として有名なサンタクルーズで、ジャック・オニール氏(ウエットスーツの改革者、初期サーファーの代表、現在ではスポーツ用品ブランド名)によって1996年に設立された海洋科学教育プログラムなどを行う団体であり、現在ダンはその代表者です。

このプログラム体験者は、現在までに延べ50,000人を超えています。

内容は、小学4年生から6年生向けに、1日コース、1泊コース、1週間コースなど様々なプログラムがあり、近年米国海洋自然遺産に指定されたモントレー湾を中心に、特注船による航海をしながら、環境と海洋生物との共生を実践的な体験によって生涯忘れることの出来ないプログラムを提供することを目的にしています。

基本的に参加費は無料ですが、参加した子供達は、その変わりに自分の住む地域で、この経験を生かした、子供達の自主的なプロジェクト、いわゆる「Benefit their community 自分の地域への貢献」プロジェクトを計画し、実践することを支援しています。
これまでのいくつかの例を挙げますと、

各学校でのリサクルプログラム立ち上げ

昼食の残飯での堆肥作りプログラム

海岸や河川での清掃活動プログラム

地域自生植物の保護プログラム

環境汚染学習プログラム

環境汚染の原因に対する手紙投稿キャンペーン

ホームレスの為のガーデンプログラム

等様々なものがあります。

又、この「 O’Neill Sea Odysseyオニール・シー・オデッセイ」は、地域における経済的理由や精神的な理由で、問題を抱えている子供達の為に、特別プログラムを提供し支援しています。

ダン自身は、1999年に「 O’Neill Sea Odysseyオニール・シー・オデッセイ」に加わる前に、カリフォルニア上院議員ヘンリー・メローのための地区首席補佐官を務めていました。又「Save Our Shores海岸を救おう」プロジェクトの代表も務め、モントレー湾岸におけるパシフィック・ガス・アンド・エレクトリック社の地域折衝役も果たしていました。

ダンは、これまでにサンタクルーズ郡の観光産業振興協会の役員を務め、また様々な市民ボランティア活動を通じ地域に貢献してきました。

彼の趣味は、カヌー、自転車、ウオーキング、読書、音楽などで、スペイン語を話すことができます。

ダンの妻レベッカは教師で、彼らには、18歳と16歳になる2人の子どもがあります。

ダンから新宮の皆様方へ

私は、日本の地方の文化に大変興味を持っていました。新宮地域での海洋に関するプログラムや、エコ・ツーリズム、又海洋に関連したビジネスを学びたいと思っております。

ウェブサイト:

www.oneillseaodyssey.org


 

DAVID LE VAN (デイヴィッド)52

 

 

Well Within Spa ウエル・ウイーズイン・スパ」の創業経営者

Well Within Spa」はデイヴィッドによって1985年に創業された、スパ、エステ、リラクゼーション施設です。

 

Well Within Spa」は、サンタクルーズ市の中心市街地ダウンタウン商店街に隣接し、しかもとても静かな環境の中で、日本庭園をを見ながらゆっくり肩までつかれる(米国では方までつかれるバスタブは貴重な存在です)屋内、屋外のスパとサウナを持ち、又ここではスエーデン風や様々な療法をマスターしたマッサージセラピスト達がおります。同時にフェイスエステ、ボディエステなどもあり、街中であっても、心も身体もリラックスし、よみがえるサンクチュアリーです。

施設全体のデザインは、デイヴィッドの好みから、日本スタイルとカリフォルニア・ライフスタイルとの和洋折衷に統一されています。

デイヴィッドのポリシーは一貫しています。いわゆる「Think Local First」という、まずサンタクルーズの地域最優先第一主義運動の活動家です。これは、地域で創業した経営者や、独立企業家などがネットワークを組むことにより、地域内の経済を強化し、かつわくわくするような、他とは違うサンタクルーズでしか無い コミュニティを促進するという運動です。

同時にこれは、できるだけサンタクルーズ地域内に住み、ビジネスをしているところから優先して買おうという運動でもあり、地域内の独立した経済循環を充足していこうとすることでもあります。

デイヴィッドの趣味は、旅行、ウオーキング、読書などですが、特にディスクゴルフでは、優勝もしています。

ディスクゴルフとは

http://www.youtube.com/watch?v=FFQ8S1LcioQ

また、分解修理も趣味です(時々は、分解のみの場合も・・・)

妻のリサと10歳になる長女アニカとの3人家族です。

デイヴィッドから新宮の皆様方へ

私は、新宮の方々と、地域や環境と調和して、持続可能なビジネスについて、又そのようなビジネスを促進していけるようなお話ができたらと思っています。それから、人にとって、リラックスする時を持つことやリクレーションをすることの大切さ、又自然の大切さ、それにいわゆるThink Local First」の活動などについても交流が出来ることを願っています。

ビジネス・ウェブサイト:

www.wellwithinspa.com

Organization website:

Think Local First」活動のウェブサイト:

www.thinklocalsantacruz.org

サンタクルーズ在住の日本人のスパ体験記

http://www.geocities.jp/santa_cruz_2005/page029.html

 


 

BONNIE LIPSCOMB (ボニー)38

サンタクル-ズ市経済開発部部長

 

ボニーは、サンタクル-ズ市経済開発部部長であり、それはサンタクルーズで新たにビジネスを立ち上げたいと計画している企業や個人の支援、地域内の既存のビジネスと市民の創業意欲を持つ人々への支援などを様々な手段を通じて提供し、サンタクルーズ市全体の経済開発を促進する部門の総合責任者です。

彼女は、この部署に3年前に転職してきました。前職は、カリフォルニア州ヴァレーオ市にて同様の地域経済活性化のポジションに就いていました。

現在ボニーは、 サンタクル-ズ市経済開発部部長として、市内の技術に関するビジネスから、飲食ビジネス、アート関係、観光業、小売業、などを支援し、活発にさせるプロジェクトの立ち上げ等を主導しています。また、学生と職員で2万人を抱えるようになったカリフォルニア州立大学サンタクルーズ校と地元との協同の計画作りや、地価の高騰による住居問題解決のための低価格住宅の提供プロジェクト、商業集積地域の再開発による地域再生などにも取り組んでいます。

又、彼女は、サンタクルーズ商工会議所の役員も務めています。

ボニーの趣味は、ランニング、ハイキング、読書、キャンプ、ガーデニング、人を楽しませること、そして子供達と一緒にいることです。フランス語を話すことが出来ます。

夫のスコットは、景観建築家で、カリフォルニア州立大学サンタクルーズ校を出ています。

8歳になる長女と、5歳の長男との4人家族です。

ボニーから新宮の皆様方へ

地域の経済をどうやっていきいきとさせるか、

私は、新宮の方々とこの点について、最も効果的な実践方法などについて情報交換をして、新しいアイデアを学ぶことが出来ればと願っています。

関係部門ウェブサイト:

サンタクル-ズ市経済開発部

http://www.ci.santa-cruz.ca.us/ra/BusGateway/index.html

サンタクル-ズ市経済再生部

http://www.ci.santa-cruz.ca.us/ra/index2.html

サンタクル-ズ商工会議所

http://www.santacruzchamber.org/index.php

 


 

HOWARD SHERER (ハワード)55

ハワードがCEO(最高経営責任者)を務める「Hutton Sherer Marketing Advertising Design ハットンシアー・マーケティング・アドバタイジング・デザイン」は、1987年に創業され、現在は、既存または新規のビジネスのための、トータルな支援を行う会社となっています。同社は、市場や広告媒体の調査、分析、顧客ターゲット研究などをはじめ、来のCI戦略に基づいたレターヘッドからポスター等の印刷デザイン、ウエブデザイン開発などの業務を提供しています。

ハワードは、スピーチ・コミュニケーションで学位を取った後、ニューヨーク州立大学からスピーチ教育で修士号を取得しました。その後、インディアナ大学で組織コミュニケーション論で博士号を授与されました。

現在、彼は サンタクルーズ商工会議所の役員も務めています。

又、ハワードは、カブリロ音楽祭の役員代表者を3期しております。

ちなみに今年のカブリロ音楽祭の標語は、“Treasure every meeting for it will never recur · Ichi-go, Ichi-e”日本語で一期一会です。

http://www.cabrillomusic.org/

彼は、また Pajaro Valley Performing Arts Association」という舞台芸術協会の副理事長も務めておりました。

http://www.mellocenter.com/

それに加え、アルツハイマー病協会の役員としても活動していました。

又、カブリロ・コミュニティ大学に併設されている「Small Business Development Center」(SOHO等特にITなどを媒介とした自宅や小規模起業家支援センター)の委員も務めております。

http://www.cabrillo.edu/services/sbdc/

又、彼はサンタクルーズ郡の「Workforce Investment Board 」という職業能力の向上を図る団体の役員でもあります。

http://www.santacruzwib.com/

趣味は、旅行で、彼の妻ローリ・ジークムントは科学技術者です。

ハワードから新宮の皆様方へ

新宮の経済を発展させ、地域で新宮を売り出す為の方策にお役に立てれば幸いです。

Business website:

ビジネス・ウェブサイト:

www.hutton-sherer.com

http://www.santacruzwib.com/html/sherer.html


SCOTT ROSEMAN (スコット)52歳

 

地産地消を主体にした、有機無添加食品、自然食品スーパーマーケットチェーン「ニューリーフ・コミュニティマーケット」の共同創立者、経営者

「ニューリーフ・コミュニティマーケット」は、現在ボディケアー専門店も含めると、サンタクルーズ地域で5店舗のスーパーを持っているチェーンです。

2007年度の年間売上は、約26億4千万円で、2008年度は増収増益が見込める予想です。

「ニューリーフ・コミュニティマーケット」は、地域内で有機栽培された生鮮食品や、一般食品、日用雑貨、サプリメントなど、人と地球に安全でやさしい商品だけを扱うスーパーですが、特に以下のような事を企業の信条としています。

「地域サポート寄付プログラム」
町づくり活動をする非営利ボランティア団体で、サンタクルーズ地域内にある団体だけを対象に、コミュニティデイの売上の一部を支援の寄付に使います。

 

地域コミュニティを支援することは、私達にとって大事な責任と考えます。コミュニティカードをお客様が使用するたびに、地域の学校に寄付が行くようにします。

 

全て「オーガニック」の食品をそろえるよう努力します。

 

「フェアートレイド」(第三世界の人々が大規模プランテーションで搾取されずに、自立した地域社会が存続するよう、直接農民部落から、適切な値段で買い取る運動)の商品を支援します。

 

「サステーナブル・シーフード」持続可能な漁業により採れた魚を扱います。
緑、黄、赤、の3種類の商品ラベルのうち、サンタクルーズ地域の漁場で、緑はそのままの漁法でも、子や孫に同じ資源が残る魚、黄色は将来枯渇が懸念される魚、赤はこのまま獲り続ければ、直に危険レベルに達する魚です。現在赤ラベルの魚は、一切置かないようにしています。

 

Buy Fresh Buy Local」(地域内で採れた新鮮なものを適切な値段で優先的に買おうという運動)を支持します。「Buy Fresh Buy Local」のラベルの着いたものを購入することで、地域の有機農家にフード・ドルとして1票投じたことになります。それにより、地域の有機農家は、今後も継続して有機農業で家族が生活することができ、私たち消費者もおいしく、新鮮で安全なものをこれからも食べ続けることが出来るのです。

等々「地域とともによりよく生きる」ビジネスモデルを様々に実践しています。

スコットは、1979カリフォルニア州立大学サンタクルーズ校で社会学を修めました。彼は、また自然食品小売業者協会の委員会の役員も務めました。

趣味は、時間のあるときにバスケットボールを楽しむこと。 テレビでのスポーツ観戦、食べ歩き。それから読書とシナゴークを訪れることです。

スコットの奥さんのジャスミンは、鍼療法師をしています。現在20歳になる息子のライアンと17歳のカイルの4人家族です。

スコットから新宮の皆様方へ

私が、今までビジネスで経験してきた専門知識と、「サステーナビリティ」(子や孫の世代に、今の環境と資源をそのまま持続可能にさせるための様々な技術、生活習慣、概念など)についてのことが、新宮の方々にお役に立つことができれば、幸いです。

ウェブサイト:

www.newleaf.com


 

 

DAVE VINCENT(デイブ)59歳

 

 

「リーダーシップ・サンタクルーズ・カウンティ」理事長、アプトス商工会議所会頭、元カリフォルニア州立公園管理局サンタクルーズ郡最高責任者

2007マン・ オブ イアー」受賞(アプトス商工会議所)

1975年にデイブは、 カリフォルニア州立公園管理局所属のレンジャーになり、以来、州立美術館館長などを経て、2007年にカリフォルニア州立公園サンタクルーズ郡最高責任者を退職するまで、その32年間の大半をカリフォルニア州立公園全般業務の責任者を歴任してきました。

その間、彼の成した最も大きな成果は、管轄する広大なエリアの中で、点在する地域のコミュニティと独立した市町村自治体、それを包括するサンタクルーズ郡の広域行政機関の3者の中で、それぞれの専門家達による、確固たるネットワークを作ったことです。

数十年にわたる、彼の誠実さと、実直な努力により、地域のコミュニティーと常に密接な関係を維持し、州立公園側と地域のコミュニティーリーダーとの間に本当の「チーム」としてことに当たるという環境を築きあげました。退職後も、州立公園側と地域のコミュニティーリーダーから大変尊敬されています。

現在デイブが理事長を務める、「リーダーシップ・サンタクルーズ・カウンティLSCC」は、1985年に、当初サンタクルーズ商工会議所によって設立された団体です。

80年代当時の不況の中で、長期にわたり、変わらずに地域の安定を保つ為には、何をすればよいかということが課題となっていました。それには、このサンタクルーズ地域を構成する、人種、性別、年齢、職業など様々な多様性を代表し、自分で未来を作り出す創造性を持って、地域の中でリーダーとなるような人材を育てていくことが必要だとの一致した意見からこの機関が設立されました。その後次第にこの施策に賛同した、周辺の5つの商工会議所、又構成する企業やNGOなどがスポンサーとなり、現在まで卒業者を1,000人まで輩出する機関となっています。

「リーダーシップ・サンタクルーズ・カウンティLSCC」の目的と特徴

地域内の現在と、将来の町づくりを主導する人材を育てる

 

地域内のあらゆる階層、人種、職業、そして古くから住み続けている人々と、新しく移り住んできた人々、若い人から、退職したお年寄りなど、地域を構成する多様性をそのまま反映させ、普段出会えない人々が意見を交換し、解決への共同作業を通じて、自分の中にある、今まで気がつかなかった、地域づくりへのやりがいを見出す。

 

1000人の歴代卒業生達は、行政、企業、NPO、教育、各種アドバイザー等様々な町づくりの重要なポジションを果たしていて、そのネットワークは、活発に活動し、各種フォーラムの開催やプログラムの協力、気軽な炉辺談義会を開いて常に地域の情報交換をしている。

 

23年間のプログラム内容は、地代の変化とともに、卒業生への追跡調査により常に進化している。

 

実際のクラスは、多様な参加者が一緒になり、今現実に起こっている町づくりの諸問題の解決すべき事例を、一回に一つ取り上げ、参加者からの詳細な説明の後、専門家とパネルディスカッションを行い、実際にその場所へ全員で行って、解決方法を討論するというケーススタディプログラムが主体。

 

その中で、特に古くからの住民と、新規移住者、又若者とシニアとの解決への協同作業では、普段体験できない多くのものを学ぶことが出来、地域社会を動かす原動力となる体験を得ることができる。

 

プロジェクトの事例
*若者の中からリーダーを送り出すには
*地域のボランティアやNPOの力を引き出す支援とは
*このLSCCのプログラムをもっと良くする為の改善点とは
*郊外化現象、いわゆるドーナッツ化現象の解決方法とは
*ビジネスの予測できない危機に対する準備とは
*犯罪や非行の一歩手前の若者に対して地域ができることとは
*地域の中で有望な町づくりリーダーを見つけ、市や郡のコミッショナーになってもらう方法は。

等々、現在進行形で様々な課題が取り上げられています。

デイブは、奥さんのキャシーと13歳と10歳の二人の息子との4人家族です。

趣味は、息子のスポーツクラブのコーチ、ハイキング、読書、日曜大工です。

デイブから新宮の皆様方へ

私は、カリフォルニア州立公園サンタクルーズ広域エリア全般の監督責任者を長く務めてきた者として、常にツーリズム(観光事業)に関心を持ってきました。

又、私は、サンタクルーズ郡観光産業振興協会の理事も務め、現在は、アプトス商工会議所の会頭としても活動しております。

今回の訪問に際して、サンタクルーズ地域と私達の姉妹都市である新宮市との間で、より良いツーリズムについてお話しができることを期待しております。

ウェブサイト:

www.leadershipscc.org

ウェブサイト:

www.santacruzstateparks.org

2007 "Of the Year" Award Winners

http://www.aptoschamber.com/index.php?page=events&


CYNTHIA MATHEWS (シンシア)65歳

 

1992年より通算14年間サンタクルーズ市議会議員。
1997年度及び2006年度サンタクルーズ市市長。

2008年度サンタクルーズ市副市長

役歴

サンタクルーズ郷土史委員会理事、理事長1972-1992

ビジョンサンタクルーズ1990-1992、震災後の復興を50年後の子供達への物語として策定。さんざんもめた末に最後に決まった合言葉は、「商店街を市民の居間に」

下記は中越地震復興計画策定のためのサンタクルーズ視察報告

htmlのキャッシュ版

Google Cash (1ページと4ページ以降に)

 

PDF版

http://snow.nagaokaut.ac.jp/fukkou_design/RDR_News04.pdf

総合計画審議委員1982-1990

都市計画審議委員1991-1992

地域改革市民会議1974-1982

中心商店街ダウンタウン地震復興委員会

サンタクルーズ市学校委員会

サンタクルーズ郡観光産業振興協会役員

中心商店街ダウンタウン管理機関役員

モントレー湾海洋遺産指定実行委員会委員

社会サービス協議会役員

市、郡図書館共同経営拡大委員会委員

アドビー連携事業委員

経済開発協議会委員

サンタクルーズ商工会議所役員

受賞歴

婦人貢献年間賞

ローカル・ヒーロー1985 サンタクルーズ・エクスプレス

サンタクルーズ郡婦人審議委員会賞1988

中心商店街ダウンタウンの友賞1998

「ウーマン・オブザイアー」サンタクルーズ商工会議所2000

「ウーマン・オブザイアー」民主党婦人部会1997

家族計画カリフォルニア州協同推進者2005

1970年、シンシアは、夫の天体物理学者であるビルのカリフォルニア州立大学サンタクルーズ校への奉職とともにサンタクルーズに住み始めました。

職業としては、国立家族計画機関の両親の為の公立委員として長年働いてきました。

上述の役歴の中で、市議会議員としてシンシアは、文化政策、観光・生涯教育、経済開発などに取り組んできましたが、特に中心商店街ダウンタウンの商店街活性化には努力を重ねてきました。

現在、彼女が最も力を入れていることは、若い世代から、町づくりのリーダー達を出すことです。

シンシアの夫ビルは、現在 カリフォルニア州立大学サンタクルーズ校を退職し、結婚して独立した1男1女に、2人の孫がいます。

楽しみは、ガーデニング。ウオーキング、映画鑑賞、文化活動、政治活動、そして家族です。

サンタクルーズ市ウェブサイト:

www.ci.santa-cruz.ca.us

Conference and Visitors Council website:

サンタクルーズ郡観光産業振興協会:

www.santacruzca.org


ROXI GOIN(ロキシー)73歳

 

 

今回の、経済交流ミッション訪問団のコーディネーター

ロキシーは、サンタクルーズ市姉妹都市委員会の委員を10年間務め、その間、彼女は、通算11回、新宮市への訪問団を組織し、引率いたしました。また、ロキシーの自宅にホームステイした姉妹都市からの訪問者は数え切れないほどでした。

ロキシーは、ネブラスカ大学で美術を修めた熟達した芸術家です。

彼女は、若い芸術家の養成に興味持っていて、サンタクルーズの各姉妹都市からの学生美術展を9回開催しました。新宮市とは、学生の絵画の交換展示会を毎年開催しています。

ロキシーは、成人してから長年にわたり、様々なNPO団体を通じて、子供や若者達と関わってきました。

又、彼女は、国際姉妹都市委員会の理事として貢献してきました。

現在も、国際姉妹都市委員会のメンバーであり、又全米国際理解婦人協議会の副会長と広報部会の委員長を務めています。米国国務省の8人の婦人奨励賞の授与や若い女性企業家などへの支援を通じて、国境を越えた人と人のつながりを計っています。

現在は、退職した元エンジニアのロンとともに、世界中あちこちを旅行しています。

彼女の楽しみは、家族と過ごすこと、絵を描くこと、読書、ウオーキング、シンフォニーを聴きにいくことです。

彼らには、それぞれ独立した2人の息子と2人の孫がいます。

 

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